宮崎県西都市 岩倉酒造場 | AP company

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蔵元のご紹介

宮崎県西都市 岩倉酒造場

宮崎市街地から車で30分ほどの場所、三財地区・月中(げっちゅう)にある岩倉酒造場は、戦後までは「月中の焼酎屋」と呼ばれ親しまれてきた小さな蔵。人気が高いだけでなく、家族4人だけで製造から瓶詰めに至るすべてを手作業で行っているため石高(生産量)は極めて少ないため、そのどれもが常に品薄状態で入手困難な焼酎となっています。岩倉酒造場を長年切り盛りしてきた、“岩倉のお母さん”とも呼ばれる妻の悦子さんは、苦労が多かった時代を振り返るとこう話します。

「当時は本当にお金がなくて、税務署に収める酒税の支払いが酒屋さんからの入金よりも早かったので、支払いの為に銀行に借入していたほどです。そんな時に、主人が造りの最中に右手に大怪我をしてしまいました。通院中に主人から『お前、もうやめよ。』って言われて。私もなんとなくそんな気でいたんですかね。すんなりと『あー、もうやめるんだなー』って受け入れてましたから。そんな時に声をかけていただいたのが、地元の方でした。私たちはまだ何も言っていないのに、『あんた、やめるつもりじゃないだろうな。ここにこの蔵があるのは俺たちの誇りなんだから、やめんなよ』って言ってくれて。今でも続けていられるのは、それがあったからかもしれません。」


「焼酎屋をやってて良かったな。って今になって言えるのが良いですよね。あの時は大変だったけど、今となってそう思えるのは、今が良いって証拠でしょう? おかげさまで皆さんに飲んで頂けるようになって、日本全国のあちこちから『うちにもくれ』と言って頂いたり、『もっと造ってくれ』とお叱りを受けたりすることもあるのですが、『すみません。量が少なくてすみません』と謝るしかありません。私たちは家族4人でつくれるだけしかできないんです。じゃ、どーやってそんな方々にお返しをしようって考えたら、味でするしかないんですね。主人の技術は本当にすごいんですから。そんな気持ちで、自分たちで納得のいく焼酎だけをつくっているんです。」

話の間中、ずっと“うん、うん”と頷きながらニコニコ話を聞いていた夫である幸雄さん。「岩倉らしい」焼酎の丁寧さと優しさは、造り手の間違いない技術と、こんな夫婦の間柄が醸しだしているのかもしれません。


岩倉酒造場
宮崎県西都市大字下三財7945


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