
HISASHI
YONEYAMA米山 久
代表取締役
その仕事に、奮い立つ動機はあるか。
絶対的な生きがいが、ここにある。
ぼくらが働く上で一番大切にしていること。それは、ここで働く全員が自分の仕事に対して「絶対的な生きがい」を感じながら働ける、ということです。新卒者も転職者もアルバイトも、仕事を通じて人生を楽しんでいるか。そして、誰のために、何のために自分たちは働くのか。その意義がはっきりと全社員に腹落ちしている会社を目指しています。そのためには、半端なモチベーションじゃない〈奮い立つ動機〉が会社の真ん中に存在していることが重要。そしてそれが、あなたの働く動機と刷り合っていることが、とても重要。ぼくらエー・ピーカンパニーは、生産者と消費者をつなげるビジネスモデルを通して「食のあるべき姿」を追求する会社です。農業も、漁業も、既存の流通のしがらみを無視して生産者と消費者にとってベストな形に変えていくのだから、ぼくらのやり方には障害も多い。けれど、ぼくらはミッションの遂行をやめるつもりはない。地方の生産者たちと出会い、ぼくら自身もその地域地域に腰をおろして農業や漁業に取り組むことで、生産者の現実を目の当たりにしてきたからだ。ぼくら飲食店は、ただ売るだけじゃいけない。消費者のいちばん近くにいるぼくらのような存在こそが、一次産業を活性化できるのだ。

誰かと同じじゃ、つまらない。
面白くなければ、やる意味がない。
しかし、この想いは、はじめからあったわけじゃない。ぼくらが突き動かされてたのは「誰かがやっていることをやっても面白くない」という気持ち。「ふつう」や「常識」への反発心だった。東京都八王子の小さなダーツバーから始まり、もっと展開性のある居酒屋業態を開発するにあたり、まわりを見渡してどこにでもあるような店はやりたくなかった。どうせ商売するなら、もっと人とちがうことがやりたい。そんな中で出会ったのが「みやざき地鶏頭(じとっこ)」だった。そこから生産者と歩みを共にする覚悟を決め「生産者たちのストーリーを、消費者に伝える」という他の店にはない存在意義が確立された。ぼくたち自身がそうだったように、人が心の底から熱くなれる動機にたどり着くことは、そんなに簡単なことじゃないと思っている。夢も見て、現実を生きて、何かに出会って、何かに歯向かって、そして何かを乗り越えて、はじめて「生きがいレベルの働きがい」は見つかるものだと思う。「日本を元気にしたい」「飲み食いが好きなんです」。みんなの志望動機もバラバラだ。でも、そんな不揃いな個性がひとつになって「食のあるべき姿」を追求している。「人と同じ仕事をしてもつまんないよね」と一人ひとりが尖り続けて「自分の役割」を見出している。「ありきたりじゃあ、つまらない」。これは、エー・ピーカンパニーがエー・ピーカンパニーであり続けるための、そしてあなたがあなたであり続けるための合い言葉。興味があったら来てください。まだまだ伝えたいこと、直接聞いてもらいたいことが、たくさんあるんだよ。