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居酒屋1店舗の時に始めた自社養鶏場により、地鶏の仕入価格を2分の1にまで下げることに成功し、簡単には真似されることのない、差別化された業態が生まれると同時に、第一次産業の現状を身を持って知るキッカケにもなりました。
自社農場を含めて4農家でスタートしたこの事業は、4年後の2008年には13農家にまで増えました。その中の一人は収入が厳しいことから祖父からきんかん農家を継がずに、東京での就職を考えていたようです。
そんな時に、みやざき地頭鶏の増産を求めている私たちと出会い、きんかん畑の一画を屋根囲いして養鶏を始めることになって、今ではきんかん農家の時よりも3倍以上の所得を得られるようになりました。後継ぎの農業離れが問題になっていますが、農業をやりたくないから離れているのではなく、彼のように所得を得る環境がないから離れざれるを得ない若者も沢山いる。そんな事実を気づかされました。
直営農場や契約農家、処理場、加工場の設立などによって、日南市に約80 名の新規雇用を創出することができましたが、その過程で私は農業離れの現実を知るとともに、外食という立場から食材産地の雇用を増やせたことに、新たな考え方をするようになりました。「消費者やお客様に一番近い立場の人間が、衰退しつつある日本の第一次産業を活性化できるのではないか?」と。
生産者と街、すなわち消費者を直接つなぐことで、日本の食を変えていく。そのためには消費者に一番近い私たちが、生産者の想いや生産の現場をきちんと知ったうえで、両者の橋渡しをしなくてはならないと思ったのです。
現在は社員だけですが、従業員は宮崎日南の自社養鶏場に行って、みやざき地頭鶏の飼育や下処理など、現地での研修を必ず行っています。こだわりの食材についてより深く知るためでもあるのですが、命のありがたさを学ぶこれ以上ない良い機会だからです。
カワイイひよこが鶏肉になるまでの過程を知り、生きた鶏を一気に絞めて血抜きする光景を目の当たりにすれば、食材を無駄にせず、一番美味しい状態でお客様に食べて頂こう、という意識が芽生えます。また、生産者自身も今までは自分たちが育てた鶏がどこでどんな風に売られているのかを知らなかったのが、東京に来て実際に店舗で食事をするお客様を見ることで、より愛情を持って育てるようになります。これこそが食産業の本質ではないでしょうか。
売り上げ・利益だけではない「副次的効果が何なのか?」という事が大事であり、社会にどのような影響を及ぼし、何のために会社が存在しているのか。これが欠けてしまうと、会社としての事業も個人としての仕事も長続きはしないと思っています。
関わる人達が売上や利益のためだけに、ただ目の前の作業をこなすのではなく、事業そのものであったり、目の前の仕事に意義や意味を感じながら、奮い立つ動機を持って働くこと。自分の仕事が世の中で必要とされていること。使命感を持って働くには、そういったことを実感できる環境が必要になるのです。
不景気といわれている中で、世の中はますます「新しい価値」に飢えていると感じます。我々の企業理念にある『食のあるべき姿の追及』を実践するには、これまでにはなかった仕組みや概念が必要です。
外食というカデコリーだけに固執せずに、生産・加工・流通・卸・小売など、食に関わるあらゆる可能性を模索し、結びつけ、あらゆる面から総合的に「食の姿」を見つめ直していく。川上の業者が川下へ。川下の業者が川上へ。こういった無駄をなくした姿を、消費者は今求めているのではないでしょうか。

仕組みと表現、そのどちらかが欠けても、深みのあるブランドにはなりません。表面的なパフォーマンス先行型か、見せ方として伝わらないか。どちらかで終わってしまいます。「旨い理由」「安い理由」「新鮮な理由」が明確であること。それが消費者との間でブランドのわかりやすい約束ができてはじめて、長く必要とされる存在になれると考えています。
もっともっと斬新な考えで、一次産業にも二次産業にも首を突っ込み、それぞれの立場の融合を計って、私たちのもう一つの企業理念『生産者と消費者との深い関わり合い』を通じて、仕組みと表現の両面で深みのあるブランディングをしていく。
また、全国にまだまだ沢山ある美味しいけれど埋もれてしまっている商材を発掘し、ブランディングをしたうえで大量消費を仕掛けていく。これこそが、僕らが世の中に必要とされる意義だと思っています。
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